今回はガールズバーの集客でティッシュ配りをした方がいいのか悩んでいる人に対してのティッシュ配りのメリットやデメリット、効果についてお話しします。
目次
集客にティッシュは有効なのか
結論から言うと、ガールズバー集客においてティッシュ配りというのは非常に有効です。
なぜならティッシュという媒体自体は配布ターゲットを決められ、配布エリアも自分で決めることができるからです。
メリットデメリットをあげますが、筆者としてはティッシュ配りは非常に有効であると断言できます。
もちろんデザインや、内容が大切なのは言うまでもありません。
メリットデメリットを把握した上で、集客に悩んでいるのであればティッシュ配りは是非選択肢として有効なことを知って頂きたいです。
【メリット】
- 集客数を上げられる
- 配布ターゲットが自分で決められる
- 配布エリアが決められる
【デメリット】
- 配布するコストがかかる
- 配布する時間を取らなければならない
- 配布する許可を取らなければならない
ティッシュ配りの効果
ティッシュ配りの効果ですが、きちんとコンバージョン(成約率)がとれるティッシュであれば
100枚配って1組の来店（コンバージョン率1%）
というのが大体の目安です。
3000枚配ったら30組の来店が見込める計算になります。
客単価10000円だとして、1組1名計算でも30万になるのでティッシュ作成料金が大体2万円だとして余裕でペイできる金額にはなります。
仮に客単価5000円(相当低いですが)のお店では15万の集客が見込めるようになります。
ティッシュでの配布ターゲット
ティッシュでの配布ターゲットですが、基本的には男性ですね。
ティッシュにキャスト求人ものせているのであれば、働いてもらいたいと思う女性もターゲットにしましょう。
基本的には、自分の店に来てほしいターゲットにアプローチすることが大事です。
それ以外のターゲットを集客しても来店にも繋がりづらいですし、実際に来店しても満足度が上がりづらいです。
必ずターゲットを決めて配るようにしましょう。
とはいっても現実問題そんなにターゲットを狭めたら広告効果が無くなるので
現実には
「店に来て欲しくない人には配らない」
というのが一番わかりやすい判断基準かと思います。
ティッシュの配り方
ティッシュの配り方ですが、特に考えることはありません。
ターゲットのお客様に向けて1人につき1枚をバシバシ配っていきましょう。
2名で歩いていたら2枚渡すということです。
この時恥ずかしいという感情がある場合がありますが、そんなことを言っていたら集客はできません。
まず配る。これが大切です。
礼儀を持って
「よろしくお願いしまーす！」
と笑顔で配りましょう。
ひとつポイントがあり、
受け取ってもらっても受け取ってもらわなくても
「ありがとうございます」
と感謝を伝えるのがポイントです。
お客様はティッシュも見ていますが、ティッシュを配っている人に対しても評価をします。
いつも一生懸命に気遣いと感謝を持って配っていれば、まわりの人は必ず見ています。
街を歩いている人がしたらティッシュを配っている人はあくまでお店の代表になるので、街の人が笑顔になるようなティッシュ配りができるのがベストです。
例えば
- ターゲットは男性ですが、おばあちゃんがティッシュをもらいに来た場合、ターゲットとは違いがあげるというようなこと。
- 酔っ払って潰れている人がいたら水を買ってあげる
- 道に困っていたら率先して教えてあげる
などです。
ガールズバーというビジネスは人気商売ですので、人気が上がらなければビジネスになりません。
人気をあげるためといったら語弊がありますが
あくまで街の中で商売をさせてもらっている以上、街の方と良いコミュニケーションを取ることが非常に大切です。
人と人はどこで繋がっているかわかりません。
常に周りの人にプラスになる行動をしましょう。
ティッシュ配りを女の子にやらせる場合は、配布ターゲットや配り方の説明など、最初の30分ぐらいはつきっきりで一緒にやるとよいです。
女の子はティッシュ配りはじめてな子が多いので恥ずかしがる子が大半です。
もちろんそんなことを言っていたら仕事にならなりません。
なのでまずきちんと配ってもらうために、一緒にやり、楽しく配り、配ることへの抵抗を無くすことが先決です。
女の子とどっちが早く配れるか
のような勝負をするのも楽しく配れますのでオススメです。
効率よく配っていきましょう。
配布するエリア
配布するエリアですが、基本的にはお店の近くで配るのが良いでしょう。
来店したいお客様がいた場合、すぐにご案内ができる為です。
駅から離れていて、人がまわりに歩いていない店舗などは
わかりやすい地図や道順,連絡先をつけたティッシュを用意して、駅など人が集まっているエリアで配るのが効果的です。
駅にも人がいない場合は、隣接する駅など人が多く集まっている駅で配りましょう。
とにかく一定数配れる場所で、お客様が足を運んでもらえるエリアに設定するのが大事です。
100枚で1組の来店が目安になるので、欲しい集客数と配れる枚数のバランスが合っていなければ集客に繋がりません。
沖縄で配っても北海道にはなかなか集客できないように、エリアには配布ラインというものがあります。
自分だったらどれぐらいの範囲でティッシュをもらったら行くのかよく考えて配布するエリアを決めましょう。
配布する時間帯
配布する時間帯は基本的には営業中が良いです。
そのまま来店できる時間帯であれば、もらってすぐ来店することも可能だからです。
また待機中も時給が出るお店なら、ヒマな時間にティッシュ配りをさせるようにすれば時給のムダが少なくなるのでオススメです。
男子スタッフが早めに出勤していて時間があるならば営業前の1.2時間に配るのも有効です。
配布するティッシュのデザイン
配布するティッシュのデザインは、これは業者にお願いするか自分で作るかの2択になります。
業者に頼む場合はだいたい5千円〜2万円ぐらいの間になり、業者の言い値になるのではっきりとした金額はありません。
自分で作る場合、時間はかかりますがコストは0円です。
コストや手間など考えて判断して下さい。
筆者のオススメは多少手間でも自分でデザインして頑張ることです。
自分でやる場合、デザインソフトはフォトショップがオススメです。
フォトショップがある程度いじれれば、今後のPOP作成やキャストの写真の編集なども自分でできるようになりコストカットにも繋がります。
長期的に見れば必ず会得したほうがいいスキルだと言えます。
月980円ぐらいで利用できるので是非使ってみて下さい。
ティッシュのデザイン上最低限必要な情報は6つあります。
- 料金
- 時間
- 店名
- 住所
- 電話番号
- 地図
です。
それに加えて、集客する上で必要な情報のフレームワークが4つあります。
- 結果
- 実証
- 信頼
- 安心,限定性
の4つです。これだけ言われてもわかりづらいですよね。
ガールズバーのティッシュでいうと
- 魅力的なキャッチコピー(お客様が得られる結果)
- なぜその結果が得られるのかの理由
- お客様の声やその他第三者からの声
- 特典、限定○名,いつまで有効などの限定性
を盛り込むことによってティッシュ配りにおいての集客効果がかなり変わってきます。
ティッシュの集客効果はデザインの内容によって大幅に変わることは説明した通りです。
ただカッコいいデザインだけで勝負すると痛い目を見ます。(過去の筆者がそうでした笑)
カッコよくまとまった綺麗なデザインより、情報を色々詰め込んだ泥臭いデザインのほうが集客効果は高いです。
また、ご自身でやられる場合もやられない場合でもデザインの作り方としては「現代広告の心理学」という本が非常に参考になります。
これ一冊あれば集客においてなんでも応用が効くオススメな本なので、自分でデザインしない方も是非読んだほうがいいです。
ちなみに筆者も同じ本を持っています。
オススメのティッシュ作成業者
ティッシュを作るといっても作成には大きく2つの過程があります。
- デザインをつくる
- デザインを印刷してもらう
という2つの過程です。
1の”デザインをつくる”に関しては自分でもできますが、
2の”デザインを印刷してもらう”に関しては素人がやるのはほぼ不可能です。
やるとしてもプリンターで印刷して、切ってティッシュに詰めるのが関の山ではないでしょうか。
手描き風のデザインであればそれでも良いですが、それ以外のデザインが大半だと思います。
それではただみすぼらしくなって店の信用を下げかねません。
そこで基本的には印刷してもらう業者を探すのですが、筆者がオススメしているのは
という会社です。
創業してからも長く、対応も1番安定しておりオススメです。
料金的には大体3000枚発注して2万円いかないぐらいです。
もちろんこれはデザインを自分で作った場合なので、デザインをお願いする場合は問い合わせしてしてみて下さい。
下に実際頼んだときの明細貼っておきます。
筆者がガールズバーをやっていた頃は主にこちらで頼んでいました。
デザインだけ渡したら、あとはすぐに配れる状態でダンボールで届くので便利です。
基本的にサイトからの発注ですが、困ったときは電話もでき、対応もかなり良いのでオススメです。
特にこだわりなければ、あどまるで問題ないと思います。
現在はp’sネットワークという所が対応も早くオススメです。
あどまるは対応者が変わってしまい発注ミスが頻発しています。
p’sネットワークは納期も早く、価格も安いです。一点悪いところをあげるとしたら若干ティッシュの詰め方が雑なことぐらいです。
それ以外は気になりませんのでどこにすればよいか悩むならとりあえずp’sネットワークで問題ないかと思います。
コストや色々なことを究極に突き詰めたい方は、自分で見比べるのもアリです。
ただ、ティッシュ作成業者はかなりあるので、見比べてもいいですがけっこう骨が折れる作業になり正直めんどさいと感じると思います。
ちなみに筆者は当時全ての業者を見比べた上であどまるにしておりますが、ご自身で見比べたい方の為に比べる箇所の例を簡単に上げていこうかと思います。
ざっとあげるとこんな感じです。
- 1枚あたりの料金
- ボリュームディスカウントの率
- どの形式でデータ送信するのか(イラストレーターのみしか対応してない業者なのかや、フォトショップ対応であればフォトショップのバージョン指定の確認など)
- デザイン制作をお願いするのであればその料金
- 最低ロット(最低何枚から頼まなければならないか)
- 納期(早ければ早いほど高いです。)
- 支払い方法
- 送料
- サポート
になります。
かなり比べる箇所がありますが、時間と手間をかければ僕がご紹介したものより良いものが見つかる可能性ももちろんあるので是非検討してみて下さい。
ちなみに当時筆者はエクセルで表を作って見比べたタイプです。
やって感じましたがめんどくさいこと極まりなかったです。
ただ、やってムダではなかったので意味が無いことは無いです。
自分にとってのベストを尽くしましょう。
ティッシュ配りの許可
ティッシュを配る際には必要な許可があります。
それが
「道路使用許可」
という許可です。
申請書の書き方や、提出場所、許可要件については警視庁ホームページに書いてありますので詳しくはそちらをご覧下さい。
参考 道路使用許可のとりかた警視庁ホームページ基本的にティッシュを配る際は警察に許可をもらわなければなりません。
地域によっては水商売系のティッシュ配りを禁止するところもあるので注意が必要です。
許可がおりないということですから、その場合もちろんティッシュは配れません。
筆者は内緒で配っていましたが。笑
正直なところ許可をとらなくても配れないことはないです。
ただ警察に尋ねられたときにバレると注意されますので、コソコソせず堂々と配りたいのであれば取っておいたほうが良いでしょう。
確か2週間で2.3千円だったかと思います。
最大で2週間の許可なので、2ヶ月配ろうとすれば最低4回は申請を出しにいかなければなりません。
多少めんどくさいですが、頑張りましょう。
まとめ
ティッシュ配りは非常に有効な集客の手法であると言えます。
デザインや、配布方法などを間違えなければまず確実に効果が出るでしょう。
ご自身で作成するか業者に頼むかでコストやデザインは大きく違ってきますが、検討している方はまずやってみてその上で判断するのが良いでしょう。
正直なところ最初に作るティッシュからうまくいくことは少ないです。
まずティッシュを作り、そこから様々な工夫を重ねて効果の出るティッシュにしていくのが1番効率の良いティッシュの作り方になります。
費用としては作っても1〜2万円ぐらいですので、是非チャレンジすることをオススメします。
質の高い集客を目指しましょう。
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